メッセージ Message

ステンドグラスのランプシェード

ステンドグラス工房VITRAIL円は、渋谷区神宮前にあるオーダーメイドの工房・教室です。外苑西通りから少し入った閑静な住宅街の落ち着いた環境にあります。最寄駅は外苑前になり、原宿、表参道、千駄ヶ谷駅からも徒歩圏内です。

工房では主にパネルとランプの受注生産をしています。ご要望を伺い、一点ものをデザインし制作しています。ステンドグラス教室では鏡などの平面作品から、ランプやテラリウムなどの立体作品、ヨーロッパの伝統的なパネルまで制作していただけます。各レッスン定員2~3名、少人数制のセミプライベートレッスンです。ご希望をお聞きし、イメージを自由に表現できるように作品作りのサポートをしております。

工芸としてのステンドグラスが、社会の移り変わりの中で、人々の表現の手段として、また癒しの灯りとして、発展存続していくことを願い、皆様方に当工房のご案内をさせていただきます。

コンセプト Concept


一枚のガラスの中に絵が見えたとき、それは特別なガラスになります。まだ輪郭もはっきりしない漠然としたイメージの時もあります。
絵画を絵の具で描くように自由さを失わないでデザインするためには、ガラスの表情や質感と対話し
如何に美しさをひきだせるかが、優れた作品作りに欠かせない要素だと考えております。

制作の流れ

ステンドグラスの制作において、デザインは設置する建築空間でのバランスと、用途の、双方が無くてはならない要素です。
それらを踏まえた上で、設置する空間の用途・場所・方向・サイズなどをお聞きし、デザイン、色彩、技法などを細かく検討していきます。
ステンドグラス本来の鮮やかさが、その空間の空気感を損なってしまわないよう、光と色彩のバランスをよく考察することが重要なポイントとなります。

デザインのために選ばれた色ガラスが心地よい空間を作りあげているか、実際の透過光を想定することにより、どのように調和するか予測し、ご提案いたします。


制作はすべて手仕事で行います。デザインから型紙制作、何百ものガラスを切り出し、形を整え、組み上げるまで綿密な作業が続きます。指先の感覚と視覚をたよりに、機械では出せない細やかなニュアンスや表情の違いを表現することができます。

それぞれのガラスが、複雑な表情や質感をもっており同じ品番の板ガラスでも一枚として同じものはありません。そういった理由からステンドグラスのオーダー制作には、メーカーにて直接厳選した美しいガラスを使用しております。
ステンドグラス制作において、一枚の板ガラスのどの部分から如何に美しい場所を切り出し、デザインに映り込ませられるかは、優れたデザインを追及する事と同様に、欠かせない重要な要素だと考えます。


ステンドグラスは、ガラスと光によって様々に変化するアートです。一般的な絵画や彫刻などは、表面の色彩の反射によって見えるものですが、ステンドグラスで見える色彩はガラスを透過してくる光によります。
変り行く太陽の光や、季節や天候、時刻にしたがって変化し、「光り」は色を纏い映像のように映しだされます

かつてステンドグラスの「光り」は宗教や哲学の焦点となり、教会のステンドグラスは誰もが思い浮かべるイメージです。
伝統の技法を受け継ぎつつ、現代の空間のなかで「環境を取り込んだ」アートとして、その価値を発揮するよう、また期待したとうりの雰囲気と輝きを放ってくれることを願いつつ、仕上げ工程も丁寧にじっくりと時間をかけます。

  

  

使用するガラスについて


ステンドグラス工房VITRAIL円では、ヨーロッパの古典的な技法で作られた手吹きガラスのアンティークガラスと、マシンメイド(機械製)のガラスを使用しています。
建築パネルでは主にアンティークガラスを使用していますが、デザインに適した場合は、ガラスの種類に寄らずマシンメイドのガラスも使用いたします。

  

略歴 Biography

中川 円
madoka nakagawa

1977
大阪府大阪市にうまれる
1997
大谷女子短期大学国際文化学科 卒業
2000
スタジオ・デコプロコースへ入学
北條日出子氏に師事
2002
オリジナルステンドグラスの制作を開始
vitrail 円ステンドグラス工房設立
2009
個展 大阪・箕面 「橋本亭」
2011
璃房ステンドグラス五味理氏に師事
建築パネル施工経験を積む
2016
第66回東京都美術館 流形展入選
2017
vitrail 円ステンドグラス教室開講

現在はステンドグラス作家として東京にて活動中